防水工事の基礎知識、工事が必要な理由や防水の対応年数を詳しく解説

木材や鉄筋などの腐食を防ぐ

雨水を受け止める雨どいなどが破損していたり、防水シートやサッシなどが劣化していたりすると水が建物内に浸入します。水分が柱にまで浸入すると、木材や鉄筋などの腐食が起きてしまうのです。
腐食が進むと、建物の耐久性が著しく低下します。地震や豪雨などの自然災害が発生すると、建物の倒壊などの危険性が高まるでしょう。

カビによる健康被害を防ぐ

建物内に水が浸入すると湿気がこもりやすくなり、カビや菌などが繁殖するおそれが高まります。カビは空気中の汚れ、接着剤、塗料などをエサにするので、建物内にカビが発生すると一気に広がってしまうのです。
カビは建物の美観を損なうだけではなく、アレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎などのアレルギーを引き起こすおそれがあります。健康被害を防ぐには、早めの防水工事が重要です。

シロアリによる建物の被害を防ぐ

白いアリという名前が付いているシロアリですが、アリとは生態がまったく異なる生き物です。日本ではヤマトシロアリとイエシロアリの2種類のシロアリが生息していますが、どちらも木材を食べて栄養を補給しています。
雨漏りなどで建物の木材が腐食すると、シロアリが住み着くようになってしまいます。建物内にあるすべての木材を食べてしまうので、場合によっては建物の倒壊を招いてしまうでしょう。早めのうちに防水処理を施しておけば、シロアリの侵入を防げます。

ウレタン防水

液状のウレタン樹脂を塗りつけて、防水膜を作る工法のことです。液状の材料を使用しているので、複雑な形状をした場所でも簡単に防水できます。コストパフォーマンスが高く、工期も比較的早いという特徴があります。

シート防水

シート防水には防水シートを取り付ける工法のことです。シート防水には塩化ビニル樹脂を使用したシートと、合成ゴムを使用したシートの2種類があります。
塩化ビニル樹脂のシートは他の防水材に比べると高い耐水性があり、下地の状態に左右されずに施工が可能という特徴があります。一方で合成ゴムのシートの特徴はコストパフォーマンスが高く、工期が比較的短いことです。

FRP防水

FRPとは「Fiber Reinforced Plastics」を略した言葉で、日本ではガラス繊維強化プラスチックともいわれています。FRP防水の特徴は軽量で耐久性に優れていることです。
防水用ポリエステル樹脂と防水用ガラスマットを使用していますが、他の防水材に比べると硬度が高いので、ベランダや屋上の防水工事にも使えます。

アスファルト防水

アスファルト防水とは、シート状のアスファルトと液状のアスファルトを組み合わせた工法のことです。古くからある工法で、施工品質が安定しているという特徴があります。また他の工法に比べると、防水層が厚いので、耐用年数が長めです。

「ぶるーりっじ」は防水工事をはじめ、外壁塗装、キッチンやバスルームのリフォームなど、建物の維持に関する高い知識と技術を有しています。定期点検も行っており、お客様が安心して住むためのサポートをしております。守口市周辺で防水工事をお考えの方は、「ぶるーりっじ」にお問い合わせください。