キッチン収納を工夫すると台所仕事は大きく改善!理由を解説

キッチン収納を工夫すると台所仕事は大きく改善!理由を解説
意外ですが、キッチン作業で重要なポイントといえば、収納スペースです。調理は、調理用の鍋やフライパンに食器・食材など、物の出し入れが作業の多くを占めます。最近は、和食・洋食・エスニック・ビーガンメニューなど、料理の種類が増え食材の種類も増えています。調理器具も調理家電を使うようになり、キッチン用品が増え、キッチンの収納を見直すと調理の効率が上がることもあるのです。

今回はキッチンの収納について解説します。

 

収納は美しさも大切

キッチンは、使いやすさとともに、整理整頓された美しさが重要といえます。美しさといっても使いやすさを備えた整然と収納された美しさを指します。常にキレイなキッチン空間が確保できる、十分な収納スペースを維持することが大切です。キレイといっても見栄えだけでなく、整然と整理され収納されることが大切です。一覧性が保て、調理中急いで必要となるものをすぐ手に取れるように、間仕切りなども上手に使い収納しましょう。

さて、キッチンの収納を考えるときに、現在の収納状態を見直すことがおすすめです。不便に慣れている面もあり、改めて現状を把握することで問題点が明確になり、使いやすいキッチン収納に改善できるでしょう。

 

キッチン収納は使いやすさが一番

キッチンの収納は、きれいさとともに、使いやすさが第一です。低い場所に使用頻度が高い物を収めると、何度も体を折り曲げる回数が増えます。毎日使うキッチンだけに積み重なり、小さな改善も大きな改善になるのです。使いやすさを全面に、収納を検討しましょう。

使用頻度を考える

調理道具や調味料や食材などは使用頻度を考え、よく使うものは手の届く範囲に収納することが、収納の重要ポイントです。調理中は両手がフルに使えないこともあり、引き出しの手前のほうによく使うものを収納しておくと、すぐに取り出せます。逆に、あまり使わないものは、引き出しの奥に置いたり、吊り戸棚などに収納したりしましょう。使用頻度が低いものであれば、取り出しにくい位置であっても、それほど問題になることはないはずです。

よく使う道具を近い場所に

頻繁に使う調理道具などは、使う場所に近い収納スポットに収めておくと効率よく使えます。よく使う調理関連器具を、使う場所から離れた収納スポットに収めると、調理中の移動が多くなり、効率よいキッチンになりません。

たとえば、ガスレンジ付近にフライパンや鍋や油などを収納しておくと、取り出してすぐにレンジで使え、効率よい収納といえます。また、シンク下の収納場所には、鍋やボウルやザルといった水回りで使うものを収納しておくと便利です。できる限り、移動せずに、すぐに取り出せるように収納することが、キッチン収納の重要ポイントです。

引き出しの収納ポイント

引き出しは、小型の調理道具や調味料など、使用頻度が高い物を収納します。しかし、引き出しの中で収納場所を固定しておかなければ、小物類を見失うこともあるでしょう。また、3段、4段ある引き出しなら、最上段の1段目によく使う道具や調味料を収納しておけば取り出しやすく便利です。使用頻度が低いものは1番下の段に入れておきましょう。

 

キッチン収納の注意点

キッチンの収納環境がよくなると、キッチンの作業性はアップするのですが、それでも注意すべきポイントがあります。キッチンの収納は改善されても、トータル的にキッチンの作業効率が下がるのは、真の意味での改善になりません。以下で、キッチンの収納にともなう注意ポイントをご紹介します。

食品庫(パントリー)の設置

災害も増えている昨今、防災面から水や乾麺・袋麺・カップ麺・缶詰から真空パックの食品まで、保管しているお宅が増えています。それらの食料を収納する食品庫(パンドリー)があると大変便利です。缶詰などの買い置き食料品はかさばるものが多く、保管スペースを取ります。そのような保存食品を収納できる食品庫があると大変便利で、緊急時に大変役立つでしょう。

調理台の適正スペースを確保

ストレスを感じることなく料理するためには、調理台のスペースを十分確保することが重要です。できれば少しでもゆとりを持てるスペースがあると安心です。一般的に調理台のスペースは、幅が60cm~90cm確保しておけば一安心といわれています。このスペースが目安です。

作業動線を考える

調理中は、可能な限り移動を減らすことが重要です。キッチンでは、ワークトライアングルの距離を考えることがベースです。ワークトライアングルは、コンロ⇆シンク⇆冷蔵庫の3カ所を結んだ三角形のことをいいます。

調理中は、この3スポットを頻繁に移動するので、離れていると負担になるのです。それぞれの距離が2歩~3歩程度で移動できる距離が最適といわれ、快適な調理が可能になるスペースといわれています。ワークトライアングルとともに、キッチンの通路幅も重要です。キッチンの通路幅が狭いと、調理の妨げになることもあります。可能であれば、2人分の作業スペースを確保するよう、収納スペースの場所も考え、キッチンをレイアウトしましょう。一般的に通路幅は、1人約80cm、2人の場合は120cm前後が目安です。

ゴミ箱スペースは必須

キッチンの収納では、ゴミ箱スペースの確保が必須条件です。キッチンでは、必ずゴミが出ます。多くの場合、ゴミ箱は作業スペースや移動スペースに置くようになるでしょう。置き方によっては、キッチンの作業効率が悪くなります。可能であれば、ゴミ箱の保管スペースは、キッチン動線の邪魔にならない場所に確保することがおすすめです。

 

まとめ

ほぼ毎日誰かが使うキッチンは、きちんと収納することで、調理が手際よくできるようになり、余分な動きも減ります。夫婦ともに働いている家庭も多く、これからもキッチンの収納は大事になり、収納スペースの必要性も高まります。改めて、キッチンの収納スペースを見直して改善しましょう。

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