自宅トイレのバリアフリー化

みなさま、こんにちは。

今日は「トイレのバリアフリーリフォームについて」お話したいと思います。

 

バリアフリーリフォームとは、生活する上で障壁を取り除くことをいい、高齢の方や介護が必要な方でも使いやすい空間にすることが求められます。

 

介護が必要になったご家族がいる場合、段差や床で滑ったり転倒してしまうと、とても危険です。

だからこそ将来的に自宅のバリアフリー化を進める際にも「毎日使うトイレ」は慎重に、そしてお得にするべきだと思います。

 

~目次~

1 リフォームのメリット

2 出入り口の工夫

3 手すりを取り付ける

4 床の床材にもこだわる

5 リフォームする費用には介護保険が利用できる

6 まとめ

 

1 リフォームのメリット

トイレのリフォーム化はメリットがたくさんあります。

まずは「安全性の確保」

トイレリフォームの必要性として一番にあげられるのが安全性の確保。

トイレを使用するときは立ち座りの動作が多いため転倒などのリスクがあり、力むときに危険が伴う場合もあるなど、家の中での事故が起こりやすい場所だったりします。

トイレは他の空間より狭いため、万が一転倒など事故が起こった場合でも助けにくい状態になることも…

なので広い空間にすることで安全性の確保できることもあります。

 

そしてなにより「ストレスの軽減」

年齢や身体の状態によっては、トイレの出入りや立ち座りが難しくなってしまうこともあります。

自力でトイレに行けなくなってしまうと体の衰えを実感し、誰かに手伝ってもらうことで自尊心を損なうことも…

トイレのために起き上ったり歩いたりすることは、老化によるさまざまな症状を防止するともいわれているので、できるだけ自力で行けるような空間を作ることをオススメします。

トイレはご家族みんなが一日に何度も使用する場所です。

そのため、ご家族の年齢や変化に合わせて使いやすくリフォームしていくことが快適な生活へと繋がります。

 

2 出入り口の工夫(段差の解消)

バリアフリーリフォームの基本的な内容として、段差の解消があげられます。

トイレの入り口に段差がある場合は出入りの際につまづく可能性があるため、できるだけ解消したい箇所です。

また和式トイレを使用している場合は一段高い位置に便座が設置されていることが多く、高齢の方や介護が必要な方にとっては大きな段差となるだけでなく、和式トイレに座ること自体が体への負担となってしまいます。

なので、和式トイレを使用している方は洋式トイレに変更することも検討してみてください。

 

3 手すりを取り付ける(手すりの設置)

トイレは立ち座りの動作を行うため、体への負担がかかったり転倒したりするリスクがあります。

便座横の壁に手すりを設定することでリスクを軽減できるので段差の解消と同様、手すりの設置もバリアフリーリフォームの基本的な工事となっています。

 

4 床の床材にもこだわる(床の素材)

トイレが事故のリスクの高い場所であることは先ほどご紹介しましたが、床に使用する素材によっても転倒しやすかったり滑りやすかったりすることがあります。

バリアフリーリフォームの際には、滑りにくい素材や転倒しても体を守れるような素材を選ぶことで安全性を高めることができます。

例えばクッションフロアなどは床材が柔らかいので転んだときに体を守ることができオススメです。

また、不自由な状態でトイレを利用していると思わぬ形で床を汚すことがあるため、黄ばみなどが起こりにくい汚れに強い素材も人気です。

 

5リフォームする費用には介護保険が利用できる

介護保険とは市町村が介護保険サービスを運営する財源のために加入を義務付けた制度のことを言います。

40歳になると加入して毎月保険料を支払わなければなりませんが、この制度によって条件を満たせばバリアフリーリフォーム費用の補助を受けることができます。

条件は被保険者がリフォーム対象となる家に居住していることや、要支援または要介護認定を受けていることなど。

これらの条件を満たしている場合、リフォームにかかった費用のうち支給限度基準額20万円を上限として9割が助成されます。

※例えば20万円満額のリフォームをした場合、1割(2万円)が自己負担になり、9割(18万円)が介護保険から支払われます。

一度のリフォーム工事しか対象とならないわけではなく、リフォーム費用が20万になるまでは何回かに分けて申請することも可能です。

対象の工事内容

・手すりの取り付け

・段差の解消

・引き戸への扉の取り換え

・滑り防止などの床材の変更

・様式トイレ等への取り換え

・上記の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

※保険金を受け取るためには着工する前に市町村に申請を行い、条件を満たす改修であることを確認します。

工事が終了したら正式な申請を行い、無事に認められた場合、最大20万円までの工事費用に対する住宅改修費が支払われます。

6まとめ

・入口の段差を解消する

段差の解消はバリアフリーの基本で、できるだけ行っておきたい工事のひとつです。

小さな段差でも高齢者になるとつまづいて転んでしまうかもしれません。

トイレの入り口に段差がある場合は取り除いておきましょう。

・手すりを付ける

トイレのバリアフリーリフォームをするとき、確実に必要になるのが手すりです。

手すりがあるとトイレ内での転倒や事故を防ぐことができ、座ったり立ったりする際に体への負担を抑えることもできます。

最近では、はじめから手すりのついた便器も販売されています。

・床材をクッションフロアにする

転倒しないようにリフォームすることも重要ですが、それでも100%転倒を防ぐことはできません。

そこでバリアフリー工事では、転んだときに体を守れるように床材を柔らかいクッションフロアにすることも。

さらに滑りにくい素材を選ぶと安全性をより高めることができます。

・和式トイレを洋式トイレにリフォームする

築年数が古い家など和式トイレを使っているご家庭もあるとは思いますが、しゃがんで利用する和式トイレは膝や腰への負担が大きく、高齢の方にはあまり適していません。

和式よりも負担の小さな洋式トイレへリフォームすることがおススメです。

 

長々とお付き合いくださりありがとうございました。

以上がトイレのバリアフリーリフォームの説明になります。

これを機会にみなさまのトイレもバリアフリー化してみてはいかがでしょうか。

ぶるーりっじではトイレのリフォームもおこなっております。

気になった方はぜひご覧ください。

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